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剣先は嘘を言わないから貴方と共に強くなれるので初投稿です。




無事年内に更新する事が出来ましたね…
さて、今年の記事納めですがよろしければお付き合いいただければと思います。
散々ブログ内で楽しみ楽しみ言ってましたしお察しの通り今回はゆれあかです。
それではレッツゴー。




【作品紹介】

CRYSTALiA『紅月ゆれる恋あかり』応援中!

改めまして、今回感想を書いていくのは美少女ゲームブランドCRYSTALiAより出ている近未来カタナADVシリーズの4作目「紅月ゆれる恋あかり」
過去作として「絆きらめく恋いろは」「絆きらめく恋いろは~椿恋歌~」「白刃きらめく恋しらべ」がありますが今作はそれらの作品より昔の話が描かれています。
シリーズものとは言え、事前知識なしシリーズ初プレイでも十分に楽しめる内容なので「シリーズものなんでしょ?今から追うのは…」という人にもおすすめ出来る1品となっております。

むしろシリーズプレイヤーはとある事情でヒロインの一人に肩入れする事になるので逆にやってない方がフラットな目線で物語を読むことが出来ると思います


【今作の魅力を要点をまとめて!】

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  • ヒロイン達の友情
言っておきますが今作、本編内では恋愛要素はまあー、うっすいです!
代わりにヒロイン同士の友情に重きを置いたストーリーが展開されていきます。
雪月花と紅葉、旭と梨々夢という分かりやすく性格が真逆同士のヒロイン達がぶつかり合いながら友情を育んでいく様が今作の一番の見所だと思いますね!


  • 「主人公」であり「主役」ではない主人公
今作主人公はヒロイン達の先生。
という訳で立ち位置的に本編内では年上だったりヒロインを見守る立場です。
ストーリー自体も叢雲演武祭に向けての話なので伊織先生自体が参加する訳ではありませんし、話の中で生徒に対しては平等に接すると公言しているので誰かに肩入れする事もなく、一歩引いた目線から物語が展開されていきます。
なのでプレイヤー達の主な視点を務める主人公ではあるんですけど、物語の主役ではないんですよね。
今作は本当にこの先生という設定が絶妙だったと思います。
常に俯瞰した目線で物語を追うという、美少女ゲーにしてはちょっと独特な感覚でしたね。
終始爽やか好青年で個人的にはかなり好感度の高い主人公でした。


  • 本編がボリューミィ
今作はエロゲの定番でもある共通ルートから個別ルートの分岐、という形式ではなく分岐なしの1つのストーリーである本編+本編終了後各ヒロインと付き合った場合のエピソード、という形式が採られています。
この本編のボリュームが凄まじく多くて体験版範囲も込みだと30時間程掛かるボリュームでした。

  • 熱いBGM
私はこのシリーズの感想を書く時、毎回触れていますが今作もやはりBGMは熱いです。
OP曲である「紅ノ刃」やシリーズ恒例挿入歌
個人的にはタイトルBGMである「紅月恋ノ詩」や他にも「心静刃翔」とか滅茶苦茶格好良くて好きですね。
公式でBGMのサンプルが聴けるので私みたいに曲からこのシリーズに入ってみるのもありでは?と思います
是非、和と近未来が融合したBGMの魅力を感じていただきたい。

  • シリーズプレイヤーへのファンサービス
今作一応「シリーズもの」という事で勿論過去作との関係性もあります
特に顕著なのは1作目「絆きらめく恋いろは」とFDである「椿恋歌」でメインヒロインを務めている「朱雀院椿」とその姉「朱雀院都子」の過去が見れる事。
また、その2人が今まで謎に包まれていた長女の今作ヒロイン紅葉とどういう絡みをするのか、というシリーズプレイヤーとしては気になる要素も詰まっていますね。

純粋に幼少時の椿ちゃんや都子ちゃんの言動ですね。
シリーズをやってる身としては未来ではどうなってるのか知ってるのでゆれあかでの発言がどう繋がっていくか照らし合わせられる、というのがシリーズプレイヤーで一番アドだった要素だと思います。

「一応風嶺もめくらべでのセンターヒロインなんですけど…」と思ったそこの貴方。
大丈夫です、めくらべのファンサービス要素もちゃんとありました
ただこれは察しの良い人は発売前から気付いていると思いますけどね。
私も答え合わせみたいな感じでした。


【感想】

最高の萌え…いえ、燃えゲーでした。
この作品のストーリーを端的に説明するならば
「学園で過ごす最高の3年間、その一幕」ですかね。
OPに入る前の主人公である伊織先生の言葉、それがそのままこの作品のテーマだと思っています。
もうね…今どき珍しいくらいの暑苦しい青春熱血スポコンストーリーなんですよ…
正直エロゲっぽくない。
挫折や友人との衝突を経て成長していくヒロイン達の物語がギュッと詰まった作品です。
その影響かエロゲにあるまじき本編内で見る事になるえっちなシーンは一番最初の雪月花のアヤチネネタイム1回だけとなっております。
一応本編中に解禁されるシーンが各ヒロイン1個ずつあるんですけど本編を中断しない限り見る事はないので…
本当に本編中はストーリー一辺倒な作品ですね。

そんな今作はそれが影響して恋愛要素は本当にうっすいです!
これに期待して買うのはNG!
本編終了後に本編後付き合ったらどうなるか…という感じのキャラクターエピソードがプレイできますが各ヒロイン大体2時間くらいのボリュームなんですよね。
本編ボリュームが凄まじかったのでそらそうよ、って感じですけども。
えっちなシーンは各ヒロイン3つずつ、サブヒロイン1つずつ。
まあ、いうてえっちシーンはめくいろと同じくらい。

ただこれ私えっちなシーンに関してはもうホント拝み倒したい事があって!
紅葉さんしかちゃんと読んでないんですけど最後まで卑語を一切言わずに指示語を貫いてくれて本当に…本当にありがとうございました…
横アングル警察大満足でした…


【シリーズプレイヤーとしての感想】

私のブログ読んでめくいろプレイしてくれてる人は分かると思うんですけど…
これさぁ…シリーズ作品全部プレイしてる人間絶対紅葉さんに肩入れしちゃいますよね?
いやだってめくいろと椿恋歌で椿さんのあの姿見てたら絶対紅葉さん応援しちゃうでしょ…
涼しい顔して裏では血反吐吐くような努力をしてきたことを知ってますし朱雀院の重圧を背負ってるのも分かってる訳で…
応援しちゃうし普通の環境で育ってないゆえの人間関係下手ぴっぴっぷりも思わず感情移入しちゃいます…
雪月花というかけがえのない友人を手に入れていく様はもう涙ですよ…
これ以上ないくらい「椿さんの姉」でしたね紅葉さん…
後本編最後の紅葉さんのオリガミがごにょごにょするシーン!
あれめくいろの椿さんルートやった人なら分かると思いますけどあれをやられちゃうとあの結果に納得せざるを得ないんですよね…
いやぁ…ゲーム自体の演出も合わせて憎い展開でした…

雪月花は雪月花でめくらべヒロインに茉莉花居たし感情移入するんじゃないの?と思われるかもしれませんけど茉莉花がメンタルつよつよヒロインな上に「風嶺茉莉花」という個人であって「風嶺」という一族としての要素が強かった訳じゃありませんからね…
風嶺はゆれあかから一族の一面を持ち始めたので朱雀院よりも思い入れが少ないなぁ…というのが正直なところです。
ただ風嶺茉莉花を構成する要素として蛍雪と雪月花の二人はなるほどなぁ…と納得する存在でした。
茉莉花がスイーツ大好き食いしん坊なのせっちゃんのせいだろ…


【シリーズプレイヤー向けの年代推察】

ここからはシリーズプレイヤー向けの年代や年齢推察。
というかほぼ答えが本編内で出てますけど。

まず伊織先生の年齢
これは伊織先生が旭と出会ったのが旭小学1年生の時、という事で学園1年生との伊織とは9歳差で確定。
今作ヒロイン全員同じ年齢なのでヒロインとの年齢差は9歳で本編時24~25歳だと思われます。

続いて都子さん&椿さんの過去作キャラ達。
都子さんは推察するまでもなく自分から9歳と言っているのでゆれあか時点では小学3年生
ちなみに椿恋歌のキャラ紹介で誕生日が5月11日と判明してるので学年もほぼ確定だと思いますね。
椿さんはキャラ紹介に「刃道を始めたばかり」とありますがゆれあか本編にて朱雀院の人間は5歳から刃道を始める、という話があったので年齢自体は5歳だと思われます
ついでに椿さんも誕生日が判明してるキャラ(12月10日)なので5月~7月の物語な本編内ではまだ5歳…幼稚園の年長さんですね。
紅葉さんとは10歳差。
椿さんも名前に合わせて冬生まれだから多分紅葉さんは秋生まれだと思う。
椿さんの年齢が分かればめくいろから何年前の出来事かは自動的に分かるので「紅月ゆれる恋あかり」は「絆きらめく恋いろは」の12年前の出来事でしょう。

後、完全に憶測ですがゆれあか本編時点で三城家に修行に行ってる撫子さん。
めくいろで刀輝くんが「椿さんと出会ったのが5年程前」と言っているので椿さんが刀鍛冶の修行をしに行ったのは中学1年生時。
なので撫子さんもゆれあかの時は中学1年生だと思われますね。
実際それよりも上だと紅葉さんと叢雲学園在籍期間が若干被るのでそういうメタ的な意味でもこの年齢が妥当かなぁ……と思います。


【終わりに】

という訳で今回紹介した「紅月ゆれる恋あかり」
唯一の不満点はあんまりギャルゲーしてなかったな…という事なんですがこれを解決する方法があるっちゃあるんですよね…
ファンディスク出れば欠点なくね?

なのでこの記事読んだ人は是非買ってまだ見ぬファンディスクを私にプレイさせてくださいお願いします!
篁組全員のファンディスクでもいいですしなんなら椿さんみたいに紅葉さん単独ファンディスクでも…むしろ私としてはそっちの方が…
本当これで終わらせるには勿体ないキャラクター達なので夏休み中の出来事とか!まだ1年生なんだし2年生の一幕とか!もうちょい擦れるでしょ!?ぜひ擦ってくれ!と思うのでした。

本当それくらいキャラクターが魅力的に描けているストーリーだったので、所謂シナリオゲーでよくある泣きゲーという部類ではないものの非常にあちぃ作品となっております。
気になったら是非プレイして欲しいですね。
終わり。